20210601 同級生

昨日高校時代の先生について書いたからか、高校の同級生の顔がふと浮かんだ。

まったく連絡を取っていない、高校時代も特別親しかったわけでもない、ただ同じクラスだったバスケ部の男の子。

 

中学時代、私はバスケ部だった。

これはバスケ部あるあるなのか田舎あるあるなのか分からないけれど、同じ部活だった他中の子を何となく把握している。というのも、バスケは5人しか試合に出られないためそれぞれの中学のレギュラー選手を覚えやすい。同じポジションのうまい子がいれば「○○中の△番(背番号)、上手いな」と印象に残るのだ。田舎だから学校数も少ないし。私も入学してから、「A中の5番でしょ?」と何度か声をかけられた。私の場合、特に上手かったわけではないのだが、先生が怖くて試合会場で悪目立ちしていた中学校だったし、ギャンギャン怒られていたので印象に残っていたのだろう。

中学時代に試合会場でぼんやりと「M中の5番、上手いな。」と思ったのが件の彼だった。

 

高校に入学してすぐ、自己紹介の時間があった。小さなグループを作って、メンバーを変えて、クラスの全員と話す時間。その時に彼がM中の5番だと判明した。「すごく上手だと思ってたんだ」と伝えた気がする。少しバスケの話をして、彼はボカロが好きだと教えてくれた。めちゃくちゃ意外だった。

文化祭の実行委員会みたいなのを一緒にやったけど、彼はつまらなそうにしていた。

試合があると聞くと「頑張ってね」くらいは言ったかもしれないけど、その程度だった。

 

私は今、高校時代に考えていたのとはえらく違う人生になって、それでもちょっとずつ自分の人生を受け入れつつ軌道修正もしつつみたいな状態である。正直、高校の同級生はあまり好きではないし、会いたくもないのだが、彼にはちょっと会ってみたいなと思っている。志望してた学部には行けた?今もバスケやってる?本当はもっと話してみたかったよって。