20220313 お酒と友人

 

こっちに来て初めてできた友人が新天地に向かうらしい。

その子とはお互いに同じ目標を目指していだけれど、私は叶わなくてその子は叶って、私が諦めて以降は疎遠になった。当時の住んでいた場所を離れるため、久しぶりに連絡したらその子も離れるとのことだった。 

 

ここ2〜3年、お酒が好きなのは完全にその子の影響だった。その子と初めて飲んだ日があまりにも楽しかった。それまでお酒を飲むのは半年に1回程度だったのに、最初の頃はその子との思い出を反芻したくて飲んでいた節がある。最近は完全にただの酒好きなのだが。

 

今の私は、その子と目指していたものとはもう全く違う目標に向かっている。連絡が来た時に飲んで楽しかった日にたくさん話したことを思い出した。「そんなこともあったなあ」と完全に気持ち的にも時間的にも過去になっていた。

今の環境にはかなり感謝しているので、もう一度当時の目標を追いたいとは思わない。ただ、叶わなかった事実ともうその子と会うことはない予感が、胸に苦くて寂しい気持ちを広がらせた。

誰かに自分の夢やら目標を託すのは好きではないけれど、この先も私が見れなかった景色を見て、憧れた日々を全うしてもらえたら、なんてかなり重たいことを考える。

 

過去は過去に過ぎない。その子から受けた影響を取り除けば少しは憧れへの未練も少し消化されると思う。とりあえずはお酒をやめよう。お酒を飲まずとも、その子との思い出を楽しく思い出せる時に本当の意味で私は諦められる。

 

ばいばい、ありがとう。

新天地でもお互い頑張ろうな。

次は私も叶えるからね!

 

 

 

 

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あの日飲んだのは大量のジムビームのハイボールでしたね。ジャックダニエルもおいしいと、もしもいつから会えるなら伝えます。